迅速で関連性の高い検索結果の取得 (正式リリース)

検索エンジンが更新され、Salesforce 全体で迅速かつスマートな検索を行い、より関連性の高い結果を得られるようになりました。
使用可能なエディション: すべてのエディション

Winter '15 リリースでは、新しい検索インフラストラクチャを使用して Salesforce ナレッジ記事検索が更新されました。Spring '15 では、この検索インフラストラクチャが、グローバル検索、サイドバー検索、高度な検索を含むすべての検索ユーティリティに拡張されます。この拡張機能は、以前はパイロットプログラムでのみ使用可能でした。

これらの改善点および新しい検索機能は、Spring '15 リリース期間中にローリング方式でリリースされます。

インデックス化速度の向上
レコードの作成または更新後に短時間でレコードを検索できるようになりました。
トークン化の改善
新しい検索インフラストラクチャの重要な機能強化は、バイグラムトークン化から形態的トークン化への変更です。ユーザが検索すると、インデックスのトークンと一致する検索文字列のトークンに基づいて検索エンジンから結果が返されます。トークン化が改善されて、コンテンツがより適切にインデックス化されるようになり、検索結果の不適切な一致が少なくなりました。
重要

重要

CJKT 言語を使用する場合は、Sandbox 環境でビジネスシナリオを実行し、SOSL に依存するインテグレーションをテストして、アップグレード後も引き続き期待どおり動作することを確認することをお勧めします。

形態的トークン化により、中国語、日本語、韓国語、タイ語 (CJKT) などの単語間にスペースのない東アジア言語の検索で、正確な検索結果が得られるようになりました。以前の検索エンジンでは、文字列をインデックス化するときに、バイグラムトークン化を適用して、文字列をバイグラムと呼ばれる文字のペアに分割していました。
たとえば、Spring '15 より前のリリースでは、日本語の「京都」(Kyoto) を検索したときに、検索結果に誤って「東京都」(Tokyo Prefecture) が含まれることがありました。
バイグラムを使用した場合は、「東京都」(Tokyo Prefecture) が次の 2 つのバイグラムにトークン化されます。

東京

京都

形態的トークン化では、同じ語句が次の 2 つのトークンに適切に分割されます。

東京

このコンテキストでは、どちらのトークンも正しく意味を持ち、「京都」(Kyoto) はトークン化されません。

今回のリリースでは、「京都」 (Kyoto) を検索したときに、「京都」(Kyoto) が含まれる結果のみが返され、「東京都」(Tokyo Prefecture) が含まれなくなりました。

日本語のユーザが中国語としてトークン化されたレコードをクエリする場合の制限
レコードに 300 以上の文字があり、カタカナやひらがなは含まれず、漢字のみが含まれている場合、コンテンツは中国語としてトークン化されます。そのため、日本語のユーザがこのレコードを検索すると、検索結果から除外される可能性があります。漢字のみが含まれる 300 文字未満のレコードは、中国語と日本語でトークン化されます。
英数字検索の改善
句読点の処理の効率化により、URL、メールアドレス、および電話番号などの特別な文字列を検索するときの検索結果が改善されました。先頭と末尾の特定の句読点の記号 (<>[]{}()!,.;:"') が、トークン化された文字列に囲まれている場合は削除されるようになりました。たとえば、「(415)」は、「415」としてトークン化されます。インデックス化されたコンテンツやユーザの検索からこうした記号を削除するため、ユーザが電話番号を検索している場合などに、検索エンジンで容易に認識できるようになります。

以前は、ユーザが日本語の「きっと、来る」を検索する場合、この文字列に句読点が含まれているため、「きっと来る」の検索結果からは除外されていました。現在では、この検索結果が一致するようになりました。

文字と数字の両方を含む語は、別のトークンに分割されます。たとえば、「web2lead」は、「web」、「2」、「lead」というトークンに分割されます。「web」の検索では「web2lead」を含む用語が一致しますが、「web2lead」の検索では完全な「web2lead」を含む用語のみが返されます。

以前は、「web2lead」を検索すると、データ内の別々の場所にある場合でも、「web」、「2」、「lead」と一致していました。

さらに、完全一致検索を行う場合、特殊文字は検索語の一部とみなされるため、目的のレコードをより効率的に検索するのに役立ちます。たとえば、「“100!%”」という語を検索した場合、「100!%」のみが一致します。「100%」という用語は一致しません。

Spring '15 より前のリリースでは、「“100!%”」を検索した場合に、「100」または「100%」が一致していました。

検索語の先頭または末尾にある AND NOT 演算子の制限
AND NOT 演算子を最も効果的に使用するため、AND NOT 演算子の前後に単語を含まない検索では、「and」および「not」という語は検索語として処理されます。たとえば、「AND NOT apples」を検索すると「apples」を含む用語が返されますが、「oranges AND NOT apples」を検索すると「apples」を含む用語は返されません。

新しい検索インフラストラクチャでの検索についての詳細は、Salesforce ヘルプの「検索処理」を参照してください。